【LLM論文】Hierarchical Reasoning Model を受けて、これからのAIについて
ふとインプットしたものについての雑記。
これからAIがどう発展していくかについて思いついたことをつらつらと書いています。
論文の中身については素敵な記事がたくさんあるのでそちらにお任せします。
Hierarchical Reasoning Model
最近パラメータを増やせば解決できるだろうとハードのリソースに頼り切りなモデルが多かった中で一石を投じそうなモデル。論文はこちら
この論文の中身というと、人間の脳の働きを模していて2つのモジュールに分かれ推論するモデルを提案している。
二つのモジュールは、一つが抽象的で長期的な計画を担うモジュールで、もう一つが速い計算を行うモジュール。
これを聞くと、以前話題になっていた本の「ファスト&スロー」内にある「速い思考」と「遅い思考」と同じだ!と率直に感じるところだ。
今流行しているLLMの構造を見るとずっとバランスが悪いなと思っていたが、やはり研究は進んでいたか...。
パラメータを増やせばいいだろうという脳筋プレーもいいんだが、なんかそれだと人間のニューロン数をたやすく超えてしまってスマートではなかった。そのため、LLMの構造が変化するというのは非常に嬉しいところ。
今後
今後はこの構造が市場に出てくる段階がある。
また、今のコンピュータの構造について古典物理が密接にかかわっているのであれば(専門ではないためわからない!)、根本的に量子生物学みたいな分野で人間のセンスというものが解明され実装される段階に入るかもしれない。一方で、演繹的に量子コンピューティングで実装したものが生物を模しているという可能性も無きにしも非ずだが、どっちが先かはどうでもいい。いずれにしても、さらに人に近い人工の知能を実現するには量子科学が関わってきそうな予感。
遠い未来で量子科学の分野で情報伝達にさらなる革新が起こり、人工知能分野に大きな影響を与えてくれるだろうなとふと思うところだ。
また、個人的には今年出た論文のPHOTONと呼ばれる新しいモデルアーキテクチャもチェックしたいと思っている。
こちらはTransformerモデルの課題を解決する試みをしている。なんだかんだ言っても、LLMの構造、そしてその構造改革は人間がどう考えているのかについてもヒントを与えていそうでワクワクする分野である。AGIにはまだまだ遠く見えるが着実な一歩だと思うので、今後も様々な論文を追いかけていきたい。
おすすめの論文があればシェアいただければ嬉しい限りである。
参考文献
- Hierarchical Reasoning Model [https://arxiv.org/abs/2506.21734]
- ファスト&スロー 上 ―あなたの意思はどのように決まるか?―(ハヤカワ文庫NF)[https://www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0000090410/]
- ファスト&スロー 下 ―あなたの意思はどのように決まるか?―(ハヤカワ文庫NF)[https://www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0000090411/]
- PHOTON:Hierarchical Autoregressive Modeling for Lightspeed and Memory-Efficient Language Generation [https://arxiv.org/abs/2512.20687]

